瞑想バカ-滝さんのひとりごと

瞑想バカ-滝さんのひとりごとです。東京在住49歳男性瞑想バカが、瞑想歴30年になり思うところあり、自分のような引きこもり系の人へ向けてひとりごとを言うブログです。

瞑想の種類はどれくらい?

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瞑想の種類の話。

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シヴァナタラージャ寺院の

踊り子さんです。寺院内で参拝の後

人が集まって見ています。

 

質問

瞑想の種類はどれくらいですか?

 

答えは、

瞑想の種類は、

無限にあります。

 

補足説明、

70億の人がいると

70億通りあっていいのです。

 

伝統的に、インドでは、

3つのパターンに分けます。

 

①集中法

②気づきの方法

③その他の方法

 

3つの方法を簡単に

説明します。

 

①集中法

 

マントラとか、絵とか、音とか

何かに集中するのが、集中法です。

目は開いていても、閉じていても

どちらでもいいです。

 

集中する対象は、何でもいいです。

あなたの好きなものを選んでください。

 

初めてやる方は、慣れるまで

集中法は大変です。

脳と身体が抵抗します。

 

古神道や、仏教や、ヒンズー教では、

三七(さんしち)のあいだの我慢を

示しています。

 

3掛ける7の21日間は、

あなたの脳と身体が抵抗します。

慣れていないからです。

 

21日間は努力してやると、

あなたの脳と身体が受け入れて

抵抗が、楽になってきます。

それからが、本当の

スタートです。

 

南インドの聖者で有名な

ラマナマハリシがいます。

 

アルナーチャラ山の麓の

シヴァ寺院で神像を見た後に

強烈な集中状態になり

寺院の土台の下に潜り込んで

瞑想しました。

 

見つけられ、土台の下から

引きずり出されるまで

数ヶ月瞑想し続けて、

足は虫に食われて傷だらけでした。

 

傷が治るまでは、

1、2か月かかるくらいの

深いキズでした。

 

聖者のエピソードから、

足が虫に食われても気が付かない

ほどの集中をしていたのです。

 

②気づきの方法

 

気づきには、3種類あります。

1 肉体の気づき

2 心の気づき

3 魂の気づき

 

初心者がいきなり高い山に

挑戦しても挫折と苦労があるだけです。

 

低い山から登って、

楽しみながら、遊びながら

もっと登りたいと思って

登山の過程を楽しんで

登山をするのが一番いいですね。

私たちは、高尾山ぐらいから

始めましょう。

さらに

登山をする仲間も大事ですよ。

 

つまり、

肉体の気づきから始めていきましょう。

一緒に瞑想する仲間も大事です。

いい仲間に出会えたら、

自動的に進んでいきますから

成功したようなものです。

 

魂の気づきに取り組むためには、

肉体の気づきから始めます。

 

具体的には、

古代からされている

呼吸観察です。

 

鼻の中の粘膜を通る空気を

観察します。

呼吸に気づき続けます。

 

だんだんと繊細なレベルで

空気を観察します。

 

空気には、サラサラした空気や

とろみのある空気があると

思いますか?

どう思いますか?

 

どうぞあなたの身体で実験して

確かめてみてください。

 

この呼吸観察瞑想をやってみましょう。

始めは、身体が抵抗します。

 

ある程度続けていくと、

抵抗が少なくなり、

楽にできるようになってきます。

 

そうすると、自然な流れで、

身体の気づきから、

心の気づきに移行します。

 

そして、心の気づきから

魂の気づきに移行します。

ある程度進めば

後は、自動的に進んでいきます。

 

ですから、先ずは、

肉体の気づきに取り組みます。

呼吸観察瞑想をします。

 

過去の聖者たちは、

この呼吸観察瞑想だけで

意識の深部まで到達しました。

 

心は、飛び回ります。

心は、すぐに過去に飛び後悔します。

心は、すぐに未来に飛び心配します。

心は、今にほとんどいません。

今にいるのは、肉体だけです。

ですから、

心と肉体が分離しています。

肉体は心に振り回されています。

落ち着かない状態です。

不自然な状態になっています。

自律神経失調症にもなり得ます。

 

呼吸観察で心は、

今の肉体に戻ってきます。

私たちが落ち着く状態です。

この落ち着く感覚を深めます。

 

観察していることが、今に心が

いることです。

観察出来ていないことが、どっかに

心が飛び回っていることです。

心が止まることを感じましょう。

 

次のステップでは、

気づきは五感に向けられます。

味覚、嗅覚、視覚、聴覚、触覚。

どれでもいいです。

始めはどれか一つからにします。

五つ同時は、目覚めると

可能になってきます。

先ずは、一つからです。

 

有名なものは、

歩行瞑想です。

足の裏の皮膚感覚に限定して

観察します。

 

あなたの足の裏が、

あなたから独立して楽しむ感じは

どんなものか感じましょう。

 

いかに、今まで足の裏の感覚を

無視してきたかに

気づくことができるでしょう。

 

聖者が、どんな風に気づくか

エピソードがあります。

 

ラーマクリシュナは、

ほとんどご飯を食べませんでした。

ある日心配したお弟子さんが

チャパティを少しちぎって、

ラーマクリシュナの口の中に

押し込みました。

 

ラーマクリシュナは、

ゆっくり噛みました。

チャパティの小麦の香り、

小麦の味、甘さ、焼き目の

香ばしさ、温かさ、美味しさを

強烈に感じました。

 

一口のチャパティ

強烈な味覚を感じて、

圧倒的な感覚に包まれて、

深い瞑想状態になって

固まってしまい、それ以上

食べられませんでした。

聖者は、

圧倒的な感覚で気づくことが

できるようになるのです。

 

③その他の瞑想

 

いろいろあります。

動きの中で、恍惚状態、瞑想状態に

なることがあります。

 

ダンサーが、踊りの中で

いくらでも踊れるような感覚、

記憶をなくして、覚えていないが

取り憑かれたように踊るような感覚も

瞑想の一つと言えます。

 

動きの中で瞑想状態になることが

たくさんあります。

 

ランナーズハイも、瞑想の一つと

言えます。

 

その他スポーツ選手がゾーンに入る

と言っているのも瞑想状態と言えます。

 

小説家が、ある意味集中状態で

書き続けられるようになることも

瞑想状態と言えます。

 

画家の集中状態も

瞑想の一つと言えます。

 

外科の先生が、非常に厳しいと

言われる手術で、無事成功終了した

後で、手術中のことを思い出そうと

したときに思い出せなくて、その

手術中は瞑想状態だったと言えます。

 

その他無数に上げられます。

 

瞑想を習慣にしたインド人女性が

よく言うのは、

赤ちゃんを抱っこしていて、

赤ちゃんの目を見ていて

とても幸せに満たされて

瞑想状態になることがあると

言います。

 

さらに赤ちゃんにお乳をあげていて

幸せに満たされて、瞑想状態に

なることがあると言います。

 

日常の生活も瞑想になります。

掃除もやり方で瞑想になります。

睡眠も、ヨガニドラと言って

瞑想になります。

 

今日は、瞑想の種類は無数にあり

なんでも瞑想になることがあると

いう話でした。