瞑想バカ-滝さんのひとりごと

瞑想バカ-滝さんのひとりごとです。東京在住49歳男性瞑想バカが、瞑想歴30年になり思うところあり、自分のような引きこもり系の人へ向けてひとりごとを言うブログです。

インド人がよく言うビジネスグルについて

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インド人に有名なグルについて聞くと

ビジネスグルという言葉を良く使います。

 

このビジネスグルを説明してみたいと思います。

 

まず、グルとは、

スピリチュアルな先生、師匠のことです。

指導者、教師、尊敬するべき人という意味です。

 

また、闇から光へ導く者という意味もあります。

 

 

そして、ビジネスグルと言えば普通は、

ビジネス界の大先生ということですから、

日本で言えば、

パナソニック松下幸之助さんとか

ホンダの本田宗一郎さんとかソフトバンク孫正義さんとか

世界的企業の実業家、経営者のことです。

 

 

経済界の師匠という意味のビジネスグルの

使い方もありますが、

しかし、

インド人はそういう意味で、

ビジネスグルと言っていないのです。

 

 

インド人の言うビジネスグルとは、

お金儲けするグルという意味で使っています。

スピリチュアルな知識を与えて、

対価としてお金を受け取るグルのことです。

 

 

なぜ、今ビジネスグルと呼ぶかと言うと

昔はグルはお金を基本的に取らなかったからです。

弟子は、薪拾いや水汲みなど労働をして

グルが食事を与えて、

村の人が食べ物を寄付して

成り立っていました。

 

ヴェーダには、

経済的に困った時は、

ヴェーダを教えてお金を取ってもいいと書かれています。

 

ただ、基本的には、

ヴェーダの知識を切り売りして私腹を肥やす者は

地獄に落ちると書かれています。

 

そのためインド人は、

少額の寄付(ドネーション)はしますが、

大きな寄付は、お金持ち以外はあまりしませんでした。

 

最近のインドで有名なグルは、

イベント参加費でお金を取ったり、

コース費用を取ったりします。

 

祭りのたびに参加費や物販があります。

このことをお金を受け取るグルという意味で

ビジネスグルと呼んでいるのです。

 

 

何をするにも費用が掛かるから

お金を取るのは当たり前だから

しょうがないけど、

またか、取り過ぎだという感覚が

インド人にあるようです。

 

だから、

あのグルはビジネスグルだ、

あのグルもビジネスグルだと

インド人は言うのです。

 

 

実情は、

日本の宗教法人は税金で優遇されますが、

インドは、宗教法人も政府に高い税金を

払っているようです。

 

税金を払えなければ

州政府の管理下に置かれるそうです。

 

ミルナード州の大きな寺院は全て

州政府の管理下でした。

 

テンプルのプジャーリは

お金が無くて、外国人を見ると

手招きをして

『300ルピーあるか?特別席に案内しよう。』

などと営業してくることは

何度もありました。

そして直接お金をもらい自分のものにするのです。

 

つまり、インドの宗教法人も

高い税金があるので稼がなくては

継続していけない事情があるのです。

 

また、障害者の施設や

ボランティアに支援が少なくて

宗教法人に泣きついてきて

宗教法人がお金を出して、

施設を助けていることもあります。

 

宗教法人が施設を助けて、

その分お金を稼ぐのです。

 

 

名前は出しませんが、

YouTubeSNSで良く見る

インドのスピリチュアルグルは、

お金を稼がなくてはいけない

システムになっているのです。

 

スピリチュアルグルは、

この時代ビジネスマンとしても

活動していかなければいけないので、

 

インド人が良く言う

ビジネスグルという言葉は、

良く言い表しているのかもしれないです。

 

まとめ

インド人が良く言うビジネスグルという言葉は、

お金儲けするグルの意味ですが、現代社会では

経営者として組織をまとめることもグルの仕事で

ビジネスグルは今風の呼び方だと思いました。