瞑想バカ-滝さんのひとりごと

瞑想バカ-滝さんのひとりごとです。東京在住49歳男性瞑想バカが、瞑想歴30年になり思うところあり、自分のような引きこもり系の人へ向けてひとりごとを言うブログです。

マインドの語源の話

瞑想バカの滝さんの独りごとブログ

マインドの語源の話し

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(チェンナイのあるアーユルヴェーダ

クリニックの入り口にある、

ダンヴァンダリの像)

 


瞑想の定義は、 
「マーナサ・ヴャーパーラ
मानस  व्यापार:」です。

 


この意味は、
心の活動のことです。

 

 


もし、瞑想専門学校があったとして、
テストで、瞑想の定義は?
と聞かれたら、

 

 


心の活動と
解答して下さい。

 

 


サンスクリット語で心は、
「マーナサमानस(心)」と言います。

 

 


「マーमा」という音には
“考える”

という意味が含まれています。

 

 


英語の「mind(マインド)」
の語源にもなっています。

 

 


テストで、マインドの語源は?
と聞かれたら、

 

 


マーナサ、マーナスと
解答して下さい。

 

 

 


次に、
「ヴャーパーラव्यापार(活動)」は、
“活動する”という意味です。

 

 


この2つの言葉によって、
瞑想とは“心でする活動・行い”と

定義されます。

 

 


なぜ経典がわざわざと明確に

定義しているのか?と
いいますと、

 

 


それは、心以外の行い、
つまり体や言葉でする行いのすべてを
否定したいからです。

 

 


だから、瞑想という言葉を使いながら、
体を動かしたり、
言葉を発したりする行いは、

 

 


Yogaの伝統と経典に基づく

瞑想のカテゴリーには、
入らないのです。

 

 


瞑想といったら、
純粋に“心でする行い”のことなのです。

 

 


それゆえ、ちまたの“瞑想法”では、
瞑想をしている時に呼吸を

コントロールしたり、
体を動かしたり、声を発するなど、
心以外の体や言葉を使った活動を

しますが、

 

 


古典の定義に基づいた「瞑想」は、
心だけの活動なのです。

 

 


では、古典の瞑想を
みてみると、

 

 


2つのステップからなります。

 

 

 


1つ目のステップは、
「ディヤーターध्याता(瞑想する人)」となるために、
心の準備をすることです。

 

 


具体的には、
ヨガアーサナ、呼吸法、祈りなどです。

 

 


この準備ができれば、
その日の瞑想は成功します。

 

 


準備が出来なかったら、
その日の瞑想は失敗します。

 

 


その次に

「デーヤンध्येयम्(瞑想の対象)」を
1つに決めて、

心を活動させることです。

 

 


具体的には、
何か一つイメージしてもいいし、
心だけでマントラを唱えてもいいし、

 

 


心の中で女神の絵を描いてもいいし、
心の中で建築してもいいし、
一つのお願いを決めて、

祈ってもいいし、
いろいろあります。
いろいろ選べます。

 

 


心をつなげる対象を
「デーヤンध्येयम्(瞑想の対象)」

といいます。

 

 


何でも良いのですが、
ネガティブなものは副作用があります。

 

 


そこで、
伝統的に何千年も安全性が確かめられ、
効果的なものをピックアップしています。

 

 


「瞑想」では、
効果的な“瞑想の対象”として、
マントラमन्त्र」を使います。

 

 


マントラは、何千年も
臨床研究されたものなのです。

 

 


マントラमन्त्र」という

音の波動に対して、
純粋な心の活動をします。

 

 


マントラमन्त्र」を使う

瞑想の本来の方法は、

 

 


マントラमन्त्र」を唱えながら、
手や体を動かすことも、
呼吸に合わせることも、
声に出して発声することも

しないのです。

 

 


瞑想マントラは、

声に出さないのです。

 

 


一方、
pujaプージャや儀式は、
マントラを発音することが

大事なことなので、
ここは間違ってしまいやすい
ポイントです。

 

 


テストに出やすいポイントです。

 

 


今日のまとめ、

 

 


瞑想マントラは、声に出さない。
プージャ、儀式、祈りのマントラは、
声に出して波動を広げる。

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(シュリランガム)