瞑想バカ-滝さんのひとりごと

瞑想バカ-滝さんのひとりごとです。東京在住49歳男性瞑想バカが、瞑想歴30年になり思うところあり、自分のような引きこもり系の人へ向けてひとりごとを言うブログです。

マントラの力の話

瞑想バカの滝さんのひとりごとブログ

マントラの力の話

f:id:meisoubaka-taki:20200917202235j:image

 

今日はマントラについてです。

 

マントラは、サンスクリット語では

「文字」とか、「言葉」などの

意味です。

 

仏や神に対する賛歌や、祈りの言葉

の意味で使われます。

 

ヨガの中で、言葉を使って音声の

修行をマントラジャパと言います。


マントラの定義は、

「不必要な思考のおしゃべりを

実際に黙らせる」神聖な道具です。

 

ウパニシャッドという、

インドの古典にはこう書かれています。

 

マナナム・トラヤティ・イティ・

マントラ

(Mananam Trayati iti mantra)

マントラというのは、

マントラは頭を静かにさせる」

という意味です。

 

何千年も前から、思考の鎮静の為に

マントラが使われてきました。

 

現代風に言うと、何千年も前から、

臨床試験されてきたんです。

 

そして、残ってきています。


マントラを続けて繰り返し唱えることで、現代社会で活性化しすぎた

扁桃体」を鎮静化し、つらい頭の中のおしゃべりを鎮めます。

 

あなたの雑念を鎮める為に

マントラのジャパをします。

 

雑念イコール苦しみなので、

苦しみを鎮める為にマントラ

ジャパをします。

f:id:meisoubaka-taki:20200917204937j:image


昔からある神の名を詠唱するという

実践や修行が、興奮したマインドを

実際に落ち着かせることが

お分かりでしょう。

 

神の名は、何でもいいです。

あなたが選ぶものを使ってください。

 

注意点は、神聖なものの方が

エネルギーが流れやすいです。

 

無宗教だと言う方が、

「ひかり、ひかり、ひかり、ひかり、

ひかり、ひかり、ひかり・・・」

と白い光をイメージして

唱えていました。

f:id:meisoubaka-taki:20200917210301j:image

さて、本題に入ります。

 

ある程度マントラのジャパが出来る

ようになってきて、次のステップです。


マントラの詠唱が第二段階に入った時、どうなるかを見ていきましょう。


この段階では、マントラ

「ダーラナ」

darana

と組み合わせられます。

 

イメージと言葉の振動を使います。

 

つまり、ある形、または形の本質に

集中するということです。

 

神の形をイメージして唱えるという

ことです。

 

高次から三次元に降りて出てこれる

ように、私が選ぶ形でイメージします。

 

心の中で三次元プリンターのような

ことをしています。


例えば、ハヌマンマントラを唱えたり、ハヌマンの姿か、絵か、神像など

ハヌマンの本質に焦点を合わせて

ダーラナを行うとします。

 

ハヌマンの意味はご存知ですか?
「ハン・マーン」というのは、

「自分のエゴを征服した者」

という意味です。


だから、ハヌマンはあんなにも

シュリ・ラーマに愛されたのです。

 

ラーマヤナの物語にあります。


ハヌマンマントラ・ジャパを

行っている間、あなたは

「エゴのない状態」で

ダラナを行えます。


ダーラナとマントラ

一緒に合わせると、

脳の後頭部視覚野が活性化し、

唱えている神のパワフルな

ダルシャンを体験します。

 

「見神」です。

 

いろいろなパターンがありますが、

夢に出て来たという方が多いです。

 

次には、声が聞こえて来たという

パターンもあります。

 

私も夢に出て来ました。

本当にびっくりしました。

 

私なんかには、出て来ないと

思っていたからです。

 

遠い遠い、別の世界のことだと

思っていたからです。

 

でも、体験から

確信を持ってマントラを唱えたら、

必ず出て来ると今は断言します。

 

100万回やるか、やらないか?

 

1000時間やるか、やらないか?

 

やっただけできて、やらなかっただけ

出来ない。

 

とてもシンプルな話です。

 

あなたの受け入れ準備が出来るのを

薄皮一枚のところで

神様は待っています。

f:id:meisoubaka-taki:20200917213950j:image

さて、戻ります。


この段階で、マントラがダーラナと

組み合わさる時、

「マナナート・タラナート(Mananaath TraaNanaath)」

になります。

 

その意味は、マントラ

「守護してくれるもの」

になるということです。

 

マントラの波動があなたを

守ってくれます。

 

マントラが宇宙の安心感を

授けます。

 

だから、マントラのジャパを

ひたすらやり続けるのです。


そのマントラには

様々な種類があります。

 

ビジャ・マントラは、ある

一つの音節の振動数が宇宙意識の

ある側面に通じる扉を開きます。

 

宇宙のエネルギーのパイプが

あなたに直接繋がります。

 

また、複数の音節から成る

マントラもあります。

 

神の名を直接呼びかけて、

取り成してもらうことができます。


それでは、マントラをどのようにして

唱えたらいいのかについて

お話ししましょう。


マントラ・ジャパには、

4つの方法があります。


一つ目の方法は、大声でマントラ

詠唱します。声が大事です。

 

二つ目の方法は、大声で唱えるのでは

なく、マントラを自分だけに聞こえる

ように小さくささやくように唱えます。唇を動かします。

口の動きが大事です。


三つ目の方法は、心の中だけで何度も

マントラを繰り返しますが、声は

出しません。


マントラ・ジャパの四つ目の方法は、「アジャパ・ジャパ」と呼ばれます。

 

これはマントラは唱えません。

 

これは唱えない、唱え方です。

 

マントラを「捨て」ます。

 

マントラが「無い状態」です。

 

マントラが「消えていた」状態です。

 

意識の中で自然に起こる

マントラの響き」に耳を傾けます。

マントラの反響」を聴きます。

 

マントラを「聞く」のです。

 

このジャパ、
マントラを詠唱すること自体、

あなたの心理状態に

大きなインパクトが生まれます。

 

でも、もし唱える神と神秘的な

「つながり」があれば、

一定の回数、詠唱することで、

マントラシャクティを起こし、

それを必要とする人に

「捧げる」ことすらできるのです。

 

マントラよりもこの「つながり」が

大事です。

 

神様とのつながりがあれば、

あなたのマントラの詠唱を

困っている人にささげることが

出来ます。

 

困っている人を助けてあげることが

出来ます。


すべてのマントラが同じという

わけではありません。

 

マントラには、用途と用法があるので

使い方をよく考えてください。


珍しいマントラに、

「シッダ・マントラ

というものがあります。

 

莫大なパワーが組み込まれています。

 

過去このマントラのパワーでシッダと

呼ばれる仙人に登りました。


シッダ・マントラは、

いつでも、どこでも、どんな意図を

込めて詠唱しても構いません。

 

ひとつ紹介しますと
ガーヤトリ・マントラは、

シッダ・マントラです。


例えば、家族の誰かが病気の場合、

ガーヤトリーマントラを唱えることが

できます。

 

唱える前には明確な意思を持ちます。

 

はっきりとエネルギーの方向づけを

します。

 

慣れないうちは、紙に明確に書いた方が

いいでしょう。

 

ダラダラやったら、エネルギーが

ダダ漏れで、成果無しで時間と努力の

無駄ですから、それならば

やらない方が正しいです。

 

詠唱の回数を決めます。

108回

1008回

10008回

100008回

回数唱え、そのチャントの成果を

困っている人に提供して、

病人の回復を助けることができます。

 

マントラは神への祈りです。


あるインドのチェンナイのカップルが

ガーヤトリーマントラの力を使って

自分達の子どもの知力を高めたいと

思い、実際にこの体験をしました。

それをお話ししましょう。


旦那さんの方は大学の数学の教授で、

奥さんは音楽家でした。

裕福な家庭でした。

 

結婚後何年も経ってから、

念願の男の子が生まれました。

 

その息子は健康そうに見えましたが、

何を学ぶにしても時間がかかり過ぎ

ました。周りよりもおそい子供でした。

 

同じ学校の皆が息子のことを

からかいました。というのも、

何を理解するにも大変時間が

かかったからです。


8歳のとき、4歳の子供よりも

学ぶ速度は遅かったのです。

心配な両親は病院で検査しましたが、

脳のCTスキャンでは何も問題が

見つかりませんでした。

 

医師は皆、知能が低いという問題に

過ぎないと断言していました。

 

そのような経過で
両親が寺院に来て祈りを捧げた後、

ガーヤトリーマントラ

10万回唱えるという

誓いを立てました。

 

「神さま、どうか助けてください。」

 

お母さんは、泣いていました。

「私たちの一人息子が知恵遅れです。
私たちの子供が素晴らしい知性を

授かりますように。」

という意図を込めたのです。

 

病院の医師から見放されています。

もうこれしかないと

必死でした。


チャンティングが完了し、二人はその成果を息子に捧げました。


その後、一ヶ月もしないうちに、

二人は息子の理解力が上がったことに

気づきました。

 

現在、息子は10歳で、他の子供と同じ

ように学んでいます。
実際、同じ歳の多くの子供よりも

高い集中力があり、良い成績です。


マントラの力は、広大で深遠です。

 

何千年も前からずっと使われて

来ました。

 

将来的には、マントラの力が

科学的に証明される時代が来ると

願っています。