瞑想バカ-滝さんのひとりごと

瞑想バカ-滝さんのひとりごとです。東京在住49歳男性瞑想バカが、瞑想歴30年になり思うところあり、自分のような引きこもり系の人へ向けてひとりごとを言うブログです。

ジャパとアジャパの話

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ジャパとは、

マントラや、神の名前を瞑想的に

繰り返し唱えることです。

 

 

ヒンドゥー、仏教、ジャイナ教

シーク教キリスト教に見られます。

 

 

数珠を使って、繰り返しつぶやいて

唱えてする、修行や祈りです。

 

 

聖者 パタンジャリは、

ジャパは、マントラや神の名前の

繰り返しではなく、マントラや神の名前

の熟考と没入であると言います。

 

 

ジャパの種類は、

1ヴァイカリジャパ、大声のジャパ

2ウパムシュジャパ、ささやくジャパ

3マナシカジャパ、心の中のジャパ

4リキタジャパ、ノートに書くジャパ

などがあります。

 

 

グルマントラなど、

マントラをもらったことのある人は、

もらったマントラを唱えましょう。

 

 

マントラをもらったことのない人は、

シッタマントラを唱えましょう。

 

 

シッタマントラとは、

グルマントラとは違って、

広く知られるマントラで、

過去何千年も、多くの人が

唱えてきたマントラのため、

パワーがあります。

 

 

無意識層の中に

マントラ詠唱のパワーがあり、

その波動と繋がります。

 

 

ガーヤトリーマントラや、

オムマニペメフムや、

オムナマシヴァーヤ、

オムナモナラーヤナーヤ、

ハレクリシュナマントラ

などがあります。

 

 

ジャパの目的は、

願いの実現の為にしたり、

罪滅ぼしの為にしたり、

精神的な成長の為にしたり、

自己実現、神実現の為に

します。

 

 

聖典に良く出てくる話を

一つ紹介します。

 

 

ある弟子がいて、

先生グルから、新しい修行課題を

もらいました。

 

 

ガーヤトリーマントラ

100万回唱えなさい。

ただし、100万回達成するまでの間に

怒ったり、ネガティブな感情を持って

しまったら、

始めからやり直ししなさい。

 

 

という、修行が与えられたとします。

 

 

弟子は、早く達成して

グルに褒めてもらいたいので、

熱心に一日中取り組みます。

 

 

これを見て、兄弟子たちが、

ジャパの邪魔をしょうと

声をかけたり、ちょっかいを

出してきます。

 

 

「うるさいなぁ、じゃまするなょ」

怒らせます。

怒ると、始めからやり直しです。

 

 

この環境の中で、ジャパする修行を

します。

ジャパとは、

自分を見つめていくことになります。

 

 

ちなみに、

ガーヤトリーマントラ100万回達成は、

普通3か月ぐらいかかります。

取り組み方で遅い早いありますが

やってみてください。

 

 

最初は、障害だらけですが、

すんなり、スムーズに出来るように

なってくると、ランナーズハイの

ような、あるゾーンに入るのです。

 

 

マントラを繰り返し唱えて、

無限にループしてるようになり、

 

 

そのうち、マントラがひとり歩きし、

自然な流れでマントラが流れ出します。

没入体験が起きます。

 

 

これがアジャパです。

アジャパジャパとも、言います。

 

 

アジャパとは、

ジャパの否定形で、

ジャパしないこと、

詠唱しないことと、

間違えている人がいます。

 

 

それは、違います。

 

 

ジャパをし続けて、

自然な流れでジャパが

流れ出し、

ジャパを止めても、

ジャパし続けている状態が、

アジャパ、

または、アジャパジャパ

と呼ばれる状態です。

 

 

アジャパは、ジャパの次の

高次の段階です。

 


アジャパ、アジャパ
文字通り「マントラの非反復」

と訳されています。

 

 

マントラを唱えなくても

脳の中でBGMのように流れ、

自然にマントラ詠唱してる状態です。

 


これは、マントラが息(プラーナ)と

意識(アトマン)と合併し、

実践者の努力もせずに、

自然に自発的に体験される状態です。

 


このマントラの練習中、

あなたの認識は、

pashyantiのレベルからpara-vakに

移り、非二元性の経験を明らかに

体験します。

 

 

アジャパ「ajapa」という言葉よりも

アジャパジャパ「ajapa-japa」の

言葉のほうが一般的に使われており、

 

 

同時に相反するものが共存する状態

「非反復と反復」という意味で、

これは一元性、ワンネス、統一意識を

指すことができます。

 


どんなマントラの反復も、

根気強く、自発的に繰り返すと

アジャパジャパにつながると

信じられています。

 


アジャパ・ガヤトリ
Ajapa Gayatri, ajapā gāyatr ī

と言われている意識状態が

あります。

 

 

これは、主観的な体験です。

証明できません。一目ぼれを

証明することができないように。

 

 

証明できませんが、確実にあります。

一目ぼれの体験は、本人には、

カミナリに打たれた様な衝撃的な

体験なのです。

 

 

証明できませんが、

過去何千年も前から

受け継がれた時間と伝統がこれを

証明しています。

 

 

また、シッタマントラの一つの

「ソーハム」の自発的な自然反復も

初心者におススメであります。

 


ソーハム「So Ham」は、

「彼は私である」

( सः sa ḥ – 彼またはそれ、
ブラフマン、 अहं aha ṃ – I)という

意味です。

 

 

ブラフマン根源は、私とつながって

同じものという意味です。

 

 

このマントラ

プラーナヤーマpranayamaと

ディアーナdhyanaで使用することが

できます。

 

 

「So Ham」のマントラのディヤーナは

シュクシュマディヤーナ

Sukshma-Dhyanaと呼ばれます。

 

 

あなたの身体のチャクラシステムに

働きかけて、チャクラを活性化

させると言われています。