瞑想バカ-滝さんのひとりごと

瞑想バカ-滝さんのひとりごとです。東京在住49歳男性瞑想バカが、瞑想歴30年になり思うところあり、自分のような引きこもり系の人へ向けてひとりごとを言うブログです。

呼吸観察と自我の消失

瞑想バカの滝さんのひとりごとブログ

呼吸観察と自我の喪失の話。

呼吸観察で、呼吸と私と大いなる目線の

三角関係で観察することを話して

きました。

 

 

見方を変えます。

あなたは、酸素です。

あなたは空気です。

空気が呼吸観察します。

ふわふわとただよっていた空気が

誰かの鼻の穴の中に吸い込まれます。

 

 

鼻腔、咽頭、声帯、気管、気管支、

肺胞、血液、全身、肺胞に戻り、

気管支、気管、声帯、咽頭、鼻腔、

から大気中に放出されます。

 

 

空気にとっては、

ジェットコースターに乗ってしまった

かのような、過激な流れでした。

空気があなたを観察します。

「このオッさん(滝さんのこと)

酸素の無駄づかいやな、

もっとええことに使えや!」

と、言われそうです。

 

 

大いなる目線でも観察します。

「ほぅー、また、やっとる。

あんまり変わらんなぁ、まぁ、

花粉の季節が過ぎて、ちぃと

鼻詰まりがようなったかのう!」

 

 

こんな感じで、

呼吸観察を

私目線から変えて、

対象の呼吸から観察します。

また、大いなる目線から

呼吸と私を観察します。

 

 

物事の見方を変えると、物事の

起こり方も変わります。

それを体験して欲しいです。

 

 

私でありながら、酸素の見方で

私の呼吸を見ると、私と酸素は

繋がったものと見えます。

ただ繋がっていると思います。

この繋がりを持って、観察します。

それにさらに足します。

大いなる目線、

上から俯瞰して、あなた自身を

観察します。

 

 

あなた自身が拡大して、

拡大した意識で呼吸観察します。

 

 

大きく俯瞰します。

ただ、肉体が呼吸しています。

呼吸している行為、動作があります。

はじめは、

呼吸動作があるから、私が呼吸している

と思います。

考えます。

呼吸しているから、私が呼吸している

と勘違いしています。

 

 

私があるから、呼吸しているのでは

ないのです。

私がなくても、

自我がなくても、

呼吸をするのです。

ただ呼吸動作があるだけです。

 

 

例えば、四角い箱に軸棒を刺して

ぐるぐる回します。高速で回転すると

円のように見えます。丸く見えます。

これは幻覚です。

回転を止めると四角い箱です。

本当はただの箱です。

そして、箱を丸く見えるように

高速で回転させようとして

くたくたになるのが、

私たちの真実です。

 

 

自我の私という幻想を作り出すために

毎秒、毎秒、高速で、

私が呼吸していると

脳に上書きしていますから、

かなり強力に擦りこまれています。

また、

非常にパワフルに非常にムダに

脳のエネルギーを

幻想の上書きに

使っています。

 

 

呼吸動作が私という幻想を作ってます。

私が呼吸していると思っています。

呼吸動作はありますが、

呼吸をすると考える人は

いないのです。

ただ呼吸があるだけです。

 

 

呼吸動作から、私という幻想を

作り出し続いています。

 

 

驚愕の体験があります。

足元から、崖の下に落ちる感じです。

全身に鳥肌が立ち、

キンタマが上にキュンとなり、

冷や汗が背中をつたいます。

私はいなかった。

自我は勘違いだったのです。

呆然とします。

自我は消えます。

もともとなかったのです。

ただ呼吸と大いなる目線だけが

残ります。