瞑想バカ-滝さんのひとりごと

瞑想バカ-滝さんのひとりごとです。東京在住49歳男性瞑想バカが、瞑想歴30年になり思うところあり、自分のような引きこもり系の人へ向けてひとりごとを言うブログです。

呼吸観察と野鳥観察

瞑想バカの滝さんのひとりごとブログ

呼吸観察と野鳥観察は似てるという話。

 

 

小学生の頃に白鳥を観に行ったことが

あります。

青森県の平内町の浅所海岸に

越冬の為に飛来した白鳥を

父親に連れられて観に行きました。

真冬の寒さの中、じっと静かに

見た記憶があります。

はじめは白鳥を喜んで見てましたが、

すぐに飽きてぐずって、

父親におんぶしてもらい

帰りたいと言った思い出があります。

 

 

呼吸観察を白鳥の観察で例えると

呼吸は白鳥です。

私が白鳥を観察するのと同じように

呼吸を観察します。

私の呼吸を白鳥のようにめずらしい

ものと新鮮な感じで観察します。

やがて、

私は、はじめ白鳥を喜んで

観察してたけど、すぐに飽きて

寒い、腹減った、帰りたいと思う

ことも観察します。

私自身を父親の目線でも観察します。

 

 

白鳥を観察して、

観察している私を

父親の目線でも観察します。

また、白鳥観察していない私も

父親の目線でも観察します。

白鳥と私と父親の三角関係です。

 

 

呼吸を観察することと

観察している私を観察することと

観察していない雑念だらけの私も

大きな目線で観察します。

雑念だらけだなぁと観察します。

良いとか悪いとか判断しないで

そのまま受け入れて、ただ観察します。

呼吸と私と大いなる目線の

三角関係です。

 

 

ただ観ます。

ただそこにいること。

ただ生きること。

何かになろうとしないこと。

どこかに行こうとしないこと。

変えようとしないこと。

欲しがらないこと。

そしてまた、

ただ観ます。

(内面的なことです。外面的なことは

積極的に変えることも重要です。)

 

 

観察瞑想のその先に

観察しているから存在する感覚が

芽生えてきます。

存在の感覚です。 

私は「ここ」にいる感覚です。

観察していないと、

私は「ここ」にいないのです。

どっか他に飛んで行ってます。

 

 

「ここ」に存在している感覚が

宇宙に存在する感覚に自然に

広がっていきます。

大いなる目線にシフトします。

宇宙に存在して空間無限、

時間無限、質量無限に

溶けていきます。

その存在は、satサットです。

拡大する意識、知性をcitチットと

いいます。

拡大するエネルギーは歓喜、至福で

anandaアーナンダと言います。

サットチットアーナンダです。

観察に、この3つの質が

隠れています。

呼吸観察は存在、知性、歓喜です。

ですから、呼吸観察で

理由もなく、

嬉しくなり、笑顔になるのです。

さらに、

呼吸から発展すると、

何を観察しても存在、知性、歓喜

なるのです。

何を観察しても喜び笑顔になるのです。

 

 

はじめの一つのカギがわかれば、

後は全部同じカギの開け方になって

います。

自然はそういうシステムです。

ですから、

まず呼吸に取り組みましょう。

 

 

呼吸観察が上達する為には、

呼吸観察にどっぷりと浸かることです。

ただ時間を長くすれば、

深く入っていきます。

毎日やれば、

深く入っていきやすいです。

ただ、慣れの問題なんです。

楽器の練習と同じで、

やった分だけ出来て、

やらなかった分だけ出来ないのです。

はじめはしんどいですが、

ある程度出来てくると本当楽しいです。