瞑想バカ-滝さんのひとりごと

瞑想バカ-滝さんのひとりごとです。東京在住49歳男性瞑想バカが、瞑想歴30年になり思うところあり、自分のような引きこもり系の人へ向けてひとりごとを言うブログです。

精神的苦痛 スピリチュアルペイン spiritual pain

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スピリチュアルペインの話しです。

インドのヒンドゥーのスピリチュアルペインの話しです。

 

 

ここでは、スピリチュアルな道を進むには

スピリチュアルペインが必要だという内容の話です。

 

 

スピリチュアルペインが無い人が

スピリチュアルのイベントを

ウインドウショッピングして、

見て歩く、ウィンドーショッパーが

とても多いと思っています。

 

 

(説明1ーウィンドーショッパーが悪いのでは無く、

ウィンドーショッピングの時期を半年とか一年とか

決めて、いろいろ見た中で一つに決めて道を進んで

もらいたいということです。今多いのは

いつまでもウィンドーショッパーです。

一つに決める事なくいつまでもうろうろと

さまよっている人が多い事。

さらに、いいとこ取りで、

あそこのアレと、ここのアレと

教えをミックスして自分の使いやすいようにアレンジ

すること。インドでは、伝統サンプラダーヤの

純粋性が重要視されます。

いろいろミックスではおまじないのレベルに、

教えを落としてしまうのです。

本物の100%ジュースを味わったのなら、

混ぜ物をする行為は、嫌悪するべき行為と

いわれます。そして、100%ジュースを

経験したなら他の人にも100%ジュースを

飲んで欲しいと思うのです。)

 

 

まず、痛みペインについて、

いくつか種類があります。

 

 

経済的苦痛、お金など。

身体的苦痛、ケガ病気など。

社会的苦痛。

人間関係での苦痛。

心理的苦痛。

などいろいろあります。

 

 

心理的苦痛と精神的苦痛を

一般的には一緒にすることが多いですが、

ここでは分けます。

 

 

簡単に

心理的苦痛は、こころの痛み。

精神的苦痛は、魂の痛み。

と、分けましょう。

 

 

(説明2ーこころの痛みについて

私が聞いたインドの聖者の中で、

うつ病の人は本当にこころから

血が出ていると言った方がいました。

あなたがこころが見えるようになれば、

物理的にこころが傷ついているのが

見えるでしょう。といわれました。

こころは、精神世界と物理世界を

つなぐコネクターです。

こころは物理的なのです。)

 

 

戻ります。

 

 

精神的苦痛は、他のものと

違う痛みです。

 

 

さらに、精神的苦痛は

周りの人に理解されないことがほとんどです。

 

 

つまり、相談できる人がほとんどいないという

問題にぶつかります。

 

 

精神的苦痛を持つ人は、

常に孤独からスタートします。

 

 

そして、

医学的にスピリチュアルペインと

いわれることがあります。

 

 

一般的には、そちらの意味で

使われる事がほとんどです。

 

 

医学的なスピリチュアルペインは、

ガンなどの病気による身体的痛みとは違うもの。

 

 

不安、恐怖、抑うつなどによる

心理的な苦痛、痛みのことです。

 

 

医学的なスピリチュアルペインと

ヒンドゥーのスピリチュアルペインは

違うということをまずは理解してください。

 

 

では、ヒンドゥーのスピリチュアルペインとは何か?

 

 

日本語で分かりやすく言うと

『存在の苦しみ』

です。

 

 

自分の体験から、『存在の苦しみ』を

説明すると、圧倒的な無力感に包まれた感じでした。

何も出来ない、何かどうしようもない、何もわからない

あせる感覚、焦燥感。

身体と心は健康だけど、今ここにいる違和感。

身体感覚が分離したような感覚。

何かしなければならないのに出来ない感覚。

求める何かがわからない感覚。

そして、孤独感。

 

 

有名なお話しは、

お釈迦様のエピソードの中に

四門出遊というお話しがあります。

出家を決意したお話しです。

 

 

お釈迦様が王子であったときは、

贅沢と豪華な宮殿生活を過ごしていました。

馬車で宮殿を出た時に、

街で老人を見かけました。

 

 

王子は馬の御者に言いました。

『この者はいったいどうしたのだ。

髪が抜け腰が曲がり杖をついている。』

御者は言いました。

『王子様、彼は老人です。』

『老人とは、いったいどういう者か?』

『王子様、老人とはもはや長く生きられ無い者です。』

『それならば、私も老いを避けられないのだろうか?』

『王子様、あなたも私達も老いる者で老化を避けられないのです。』

 

 

こうして、老化を知り、

次に病気を知り、

死を知り、

出家者を知り、

王子様29歳の時に全てを捨てて、

出家するお話しです。

 

 

出家してから、心の3つの慢心を

捨てられたと話しています。

 

ここから読み取るのは、

お釈迦様のスピリチュアルペインで、

出家を勧めてはいません。

 

 

(説明3ー出家は勧めません。

今生きている環境が、1番の修行の場です。

あらゆる手を尽くして、あなたの高次意識が

今の環境に持って来ています。

今の環境でもがいてみてください。

あなたの内側が変わって変容すれば、

自然に環境の方が変わります。)

 

 

では、あなた自身の

『存在の苦しみ』

を感じてみましょう。

 

 

ハートに手を当てて、

ゆっくり目を閉じて、

大きく深呼吸します。

 

 

ハートで感じます。

よくわからない人は、

『存在の苦しみを感じさせてください』と

お祈りしてください。

 

 

『存在の苦しみとは・・・。』

『・・・。