瞑想バカ-滝さんのひとりごと

瞑想バカ-滝さんのひとりごとです。東京在住49歳男性瞑想バカが、瞑想歴30年になり思うところあり、自分のような引きこもり系の人へ向けてひとりごとを言うブログです。

自分を受け入れること

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(シュリランガナートスワミ寺院の北門の行列)

(今回のヴァイクンタエーカーダシは、2023年1月2日です。)

 

今回は、自分を受け入れることを考えてみます。

 

ヒンドゥーでは、バクティが大切と言われています。

 

バクティは、絶対的な帰依の心、信愛です。

 

あなたの神(イシュタデーヴァ)を愛して、あなたの供物を捧げ、

 

あなたの愛を捧げます。

 

あなたの神(イシュタデーヴァ)は、あなたの好きな神で何でも良いのです。

 

 

 

タメーバマータという、インド人が好きな歌があります。

 

Twameva mata cha pita twameva
Twameva bandhush cha sakha twameva
Twameva vidya dravinam twameva
Twameva sarvam mama deva deva

 

You are my mother and my father
You are my relative and friend
You are my knowledge (insight) and my wealth
You are my all,  Divine One.

 

あなたは、私の母であり父です。

あなたは、私の家族であり親友です。

あなたは、私の知識であり富です。

あなたは、私のすべて、私の神です。

 

タメーバを歌って、愛の気持ちを捧げます。

 

あなたの個人的な神(イシュタデーヴァ)と強く繋がって、

 

人生の悩みの答えや富を授かった人の歌です。

 

 

そしてこの愛を捧ぐ前のステップとして、

 

自分自身を受け入れることが出来ていないと

 

それが、精神的な前進の内側の壁になります。

 

『自分自身を受け入れる黙想』をすることを

 

インドでは求められます。

 

『私とは?』

 

私とは何だろうと深く瞑想します。

 

あなたの内側は、準備が出来ていますか?

 

あなたの内側は、良く耕されていますか?

 

良く耕されていれば、種を植えて水を撒き、

 

食物が育ちます。

 

これを、準備が出来ていると言います。

 

内側の黙想で、

 

バカで、アホで、どうしようもない自分を受け入れて、

 

そのバカな自分を絶対受け入れてくださるという

 

内側の確信が必要です。

 

自分自身がどんなに最低な人かをハッキリと知らない限り、

 

自分自身を受け入れることはできないでしょう。


自分自身を受け入れることができなければ、

 

自分自身を愛することはできないでしょう。


自分自身を愛することが出来なければ、

 

相手(自分以外のすべての人、物)を愛することは出来ないでしょう。


相手を愛することができれば、

 

すべては愛だという関係性が見つけられるでしょう。

 

すべては愛だという関係性が見つけられれば、

 

すべては愛で一つだというワンネスを観るでしょう。


そして、私たちの人生は、愛という関係性です。

 

愛の関係性がすべてになります。

 

愛の海の中で、愛の関係性が人生のすべてになります。

 

人生の苦しみは、愛の関係性が無いことがすべてとわかります。

 

人間関係は人生の不可欠な側面です。

 

私たちの生活の質は、

 

両親、パートナー、子供、同僚、友人との関係の質と密接に関係しています。

 

私たちが経験する喜び、業績、精神的な発展、そして神とのつながりは、

 

すべて『私たちの関係性』に依存しています。

 

私たちが他人を扱う方法は、実際に自分自身を扱う方法を反映しています。

 

周りに投げやりな態度の人は、自分自身にも投げやりなのです。

 

周りに愛情深い人は、自分自身にも愛情深いのです。

 

私たちは自分自身と良好な関係を持たなければ、他人との良好な関係を築くことはできません。

 

自分自身が快適に感じなければ、他の人と快適に感じることはできません。

 

私たち自身との関係を改善するための鍵は、

 

私たちがどんな人間であるのかのすべての面を受け入れることです。

 

私たち一人一人の内面には、恐怖、不安、罪悪感、嫉妬、悲しみ、怒りがあります。

 

これらの感情は、私たちが無意識に他人を傷つけ、また私たちを互いに遠ざけています。

 

私たちは暗くてネガティブな性質を変え、もっとポジティブになりたいと思っています。

 

しかし、ネガティブで臭い匂いのする物をカーペットの下に押し込めてかくし、

 

ポジティブな人生を送りたいと願います。


これは私たちの内側の紛争を引き起こし、私たちを不幸にし、痛みで満たすだけなのです。

 

まずしなければならないことは、

 

私たちが自分自身を受け入れ、私たちの内面の痛みを見て経験すると、

 

私たちの争いは解けて、私たちは自分自身に快適に感じるようになることです。

 

自分自身を受け入れた後、人間関係が調和し、動物、植物、母なる大地、神との繋がりを取り戻すことができます。

 

痛み、苦しみ、恐怖から逃げるからいつまでも追って来るのです。

 

ですから、

 

愛は、自分を受け入れることから始まります。

 

バクティは、自分自身を受け入れることから始まります。

 

(終わり)