瞑想バカ-滝さんのひとりごと

瞑想バカ-滝さんのひとりごとです。東京在住49歳男性瞑想バカが、瞑想歴30年になり思うところあり、自分のような引きこもり系の人へ向けてひとりごとを言うブログです。

私たちの内側は、肥だめです。

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(雑司ヶ谷霊園の墓参りでの写真、今年5月)

 

私たちの内側は、肥だめです。

うんこだらけです。

 

仏教で、『人間はクソ袋だ。』と

言われるそうです。

 

もし私たちは内観して、

物理的にうんこの袋だと言うところまで

辿り着けるか?

 

内観して、心の奥底は

肥だめだと言うところまで

辿り着けるか?

 

心の底まで突き詰めるのは、

結構大変だし、つらい部分もあります。

 

この、私は肥だめだという自覚の

『薄皮一枚の向こう側に真実がある。』

のです。

 

自分が肥だめだと自覚した次に、

自分自身への

理由のない愛があふれて来ます。

 

これは、情熱がある人しか

できないです。

 

あなたにこの『情熱』は

ありますか?

 

 

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(タミルナード州ティルチラパリ、シュリランガム)

 

ある聖者は、

 

『自分を愛するべきだ。』と言った。

 

私は、質問した。

 

『私たちが自分を愛するために必要なものは何ですか?』


ある聖者は言った。

 

『私たちが「自分を愛する」と言うとき、

 

私たちがネガティブな自分と呼ぶものが、

 

それがあなたたちの壁となる。

 

あなたたち全員にはネガティブな側面があるが、

 

それは心理学者たちが「影の自己」と呼ぶであろうもの、

 

私たちはそれをネガティブな面と呼んでいます。

 

まず、自己のネガティブな面をジャッジせずにそのまま観て欲しい。

 

それが、スタートだ。

 

例えば、

 

あなたたちはそれぞれ嘘を言っていないか?

 

1日の自分を振り返ると嘘がいっぱいだ。

 

1人1日、平均のウソの数は約60個だと言われる。

 

それはどんな人間でもだ。

 

でも、あなた自身が嘘つきだと受け入れたいか?

 

答えはノーだろう。

 

そして時には計画された相手のためを思った嘘もあるだろう。

 

自分の生き残りのためのウソもあるだろう。

 

いろいろなウソがある。

 

あなたを責めてるんじゃない。

 

私はただそこで、何が起こっているかを伝えているだけです。

 

でも、それをあなたは見たいか?

 

見たくないだろ。

 

そういうウソつきの側面が欲しいのか?

 

いいえ、あなたはウソつきが嫌いだ。

 

そしてあなたは言う、

 

『ああ、私はあなたをとても愛しています。 私はあなたのためにすべての祝福を願っています。』と。

 

しかし、真実のあなたの内面はウソと憎しみでいっぱいです。 

 

『祝福を与えられるものなら、与えてみなさいよ。どうせ、お金が欲しいだけでしょ。』と。

 

この、内面のウソを良い悪いとジャッジせずにただ受け入れて、観るのだ。

 

もう一つの側面がある。

 

あなたたちの内面には多くの憎しみと多くの恐怖がありますが、

 

外側には非常に勇敢です。

 

あなたは非常に勇敢に話すでしょうが、

 

内面には恐怖しかありません。

 

だから、あなたが与えている周囲へのイメージには、

 

ネガティブな部分があるのです。

 

ネガティブな対抗心からは、何も生み出されない。

 

賢者は、内側に自分の不正直さを観て、周囲にはとても謙虚です。

 

あなたには嫉妬、怒り、憎しみ、暴力、欲望がある。

 

あなたは世界で最も平和な人のように振る舞い、

 

心の中では彼の死を計画し、密かに彼の車(トラック)が彼を越えて、彼が破壊されることを望んでいるが、

 

あなたの言っている言葉は、『幸運を祈る』だ。

 

このネガティブな側面を、

 

私たちは心のカーペットの下に隠しています。

 

そして、それはそこに隠れて臭いニオイを放っている。

 

それは無意識の中にある。 

 

そこは臭い。

 

そこから、あなたの人生のすべてのトラブルを引き起こす。

 

あなたのくさいニオイがトラブルを引き寄せる。

 

私たちが「自分を愛せ」と言うとき、

 

私たちの示す意味はその現実を愛せということだ。

 

あのひどいものが愛おしいということだ。

 

しかし、今あなたはそれを嫌っている。

 

あなたはそれを嫌っている、あなたはそれを恐れている、

 

あなたはそれを嫌っている、それはそこにないふりをする。

 

でも、それはすべてそこにある。

 

現実を現実のままに観る。

 

こっち側(ネガティブ)は君のものだ。

 

このネガティブな側面なしには、

 

いずれの人間もこの惑星にいることはできない、不可能だ。 

 

太古から、人類は生き残るためにこのネガティブな側面が必要だった。

 

無意識に、人類のネガティブな側面が流れている。

 

では偉大な人々、マハトマ・ガンジー、ラマナマハルシ、ブッダはどうしたか?

 

彼らの基本的な旅はどんなものでしたか?

 

彼らは、こっち側(ネガティヴ)がそこにあることを知っていて、

 

それを受け入れ、それを愛している。

 

ところが、あなたはそれを見ていない。

 

あなたはそれを受け入れない、

 

あなたはそれを愛していない。

 

あなたはいつもそこから逃げている、

 

またはそこにいないふりをしている。

 

だから、最初で最も重要なスピリチュアルの旅では、

 

これらすべてを掘り起こすのです。

 

カーペットを外して、出しなさい。

 

そう、それだけ。

 

あなたたちは無力で、力のない人たちだ。

 

誰も力も何も持っていない。

 

私たちはそれを手に入れたと想像するだけだ。

 

無意識があなたを支配している。

 

その無意識があなたを潰している。

 

だから、それがあなたに起きていること。

 

だから、あなたは心を掘り起こして、

 

それを受け入れ、合意する必要があります。

 

汚染がそこにあるから、空気が汚染され、

 

意識が汚染されているから、私たちにはどうすることもできない。

 

そこにあるものが、そこにある。

 

あなたはまるでそこにいないかのようにふりをしているだけです。

 

そしてスピリチュアルの旅は、あなたに最初にこう言うのだ。

 

はい、私は『これ』です。

 

そして、それに真正面に向かい合い受け入れる。

 

そして奇跡が起こる 。

 

その奇跡、それが何であるか分かる。

 

だから、これが、

 

自分を愛そうと言うときの意味です。

 

この汚れ、誰も嫌いなこのネガティブさ。

 

嫌いな時、それを恐れている時、あなたはそれをどのように愛しますか?

 

でも、それを愛して、そうだと言うことは可能だ。

 

それはそこにある。

 

あなたに何ができるか?

 

あなたには何もできない。

 

だから、それが自分を愛せと言うことです。

 

それが無条件の愛です。

 

(終わり)