瞑想バカ-滝さんのひとりごと

瞑想バカ-滝さんのひとりごとです。東京在住49歳男性瞑想バカが、瞑想歴30年になり思うところあり、自分のような引きこもり系の人へ向けてひとりごとを言うブログです。

何をするのにもまず抵抗する人は・・・

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あなたの周りには何をするにもまず

抵抗する人はいませんか?

 

 

たとえば、

『なんだよ、邪魔するなよ・・・。』

『え〜、何で!』

『ちょっと、待ってよ・・・。』

などなど・・・。

 

 

日常会話で、

抵抗する言葉は良く聞きます。

 

 

人の中に抵抗する意識があるから、

抵抗する言葉が口から出ます。

 

 

心に思ったことが言葉になり、

心に思ったことが行動になります。

 

 

言葉、行動の上位に心、意識があります。

 

 

今日は、人が抵抗する意識を考えます。

 

 

抵抗する意識は、苦しみの意識です。

 

 

人間の苦しみとは、抵抗する意識です。

 

 

このことに気づいた体験がありました。

 

 

ある聖者に質問しました。

 

 

『人間はなぜ苦しむのでしょうか?』

 

 

ある聖者は、答えました。

 

 

『目覚めた人は苦しまない。

目覚めていない人は苦しむ。』

 

 

簡単にこの理由を説明すると、

あなたがいつも抵抗しているということです。

 

 

目覚めた人は抵抗していない。

目覚めていない人は抵抗している。

 

 

日常の生活を思い返してください。

あなたはこれに抵抗している。あれに抵抗している。

いろんなことに抵抗している。

 

 

例えば、

あなたの息子が試験で0点を取ったとする。

あなたは

『何だこれは、勉強しなさい。』

と言う。

目の前の状況を受け入れられていない。

あなたはその出来事に抵抗しています。

 

 

例えば、

妻がイライラしていた。

あなたの妻はあなたに微笑んでいない、目を合わせない。

あなたもイライラした。

『何だよ、イライラすんなよ。』

あなたはその出来事に抵抗している。

 

 

例えば、

あなたの上司はあなたに厳しい対応ばかりする。

『何で俺ばかり責めるんだよ。』

あなたはその出来事に抵抗しています。

 

 

あなたが思う、

起こって欲しいことは起こらない。

 

 

なぜなら、

あなたがその出来事に抵抗しているから。

 

 

あなたにはいつも抵抗がある。

 

 

あなたの相手に対する関係性は、

『抵抗』です。

 

 

相手が、どんな人に入れ替えても

どんな物に入れ替えても

どんな状況に入れ替えても

『抵抗』です。

 

 

抵抗の意識で一日生きている。

 

 

抵抗とは苦しみです。

 

 

しかし、目覚めた人には抵抗がない。

 

 

彼はただ人生に流れる。

人生に抵抗しない。

 

 

だから、彼には苦しみはない。

ただ理由のない喜びがある。

 

 

アーナンダ(歓喜)がある。

 

 

でも、これを試してみようとしてはいけない。

あなたに抵抗があるときは、

抵抗させなさい。

 

 

今現在、抵抗することが

あなたの真実だから。

 

 

変えようとしないでください。

 

 

なぜなら変えられないから。

 

 

自然に、普通にしていてください。

 

 

あなたに出来ることは、

抵抗していると気づくこと。

抵抗している自分を『ただ観る』こと。

あなたの苦しみを優しくハグすること。

 

 

ライフ レビュー(生活を見返す黙想)は、

あなたの精神的成長の助けになるでしょう。

 

 

そしてある日、

あなたが目覚め、変容すると、

あなた自身の内側に

全く抵抗がないことが分かるでしょう。

 

 

それは、

あなたの内側に

抵抗が無いということと、

今現在まで抵抗があったということの

2つのことが、

ハッキリとするだろう。

 

 

抵抗が無くなって初めて、

抵抗のことをよく理解するでしょう。

 

 

抵抗が無くなるまでは、

自分が抵抗していることに気づいていないでしょう。

 

 

抵抗なく人生を流れ、

委ねることを

バクティ(信愛)と呼びます。

 

 

その時、

あなたは単に人生に流れるだけで、苦しみはありません。

 

 

と言って、

ある聖者は瞑想の姿勢に入った。

 

 

私も一緒に目を閉じて、

瞑想をした。