瞑想バカ-滝さんのひとりごと

瞑想バカ-滝さんのひとりごとです。東京在住49歳男性瞑想バカが、瞑想歴30年になり思うところあり、自分のような引きこもり系の人へ向けてひとりごとを言うブログです。

ゆるしの話

瞑想バカの滝さんのひとりごとブログ

ゆるしの話。

 

「許し」がなければ人生何も

楽しむことはできません。


あらゆるものに関する「許し」
関係性・人生の宿命運命・自分自身。


「許し」がないとき、

あなたに何が起きるのか?・・・。


ある王様の例え話です。


ある聖者は、お世話になった王様の

あり様、振る舞い(敬う・謙虚さ)に

非常に感謝して、

10個の果物を与えました。


そして聖者は言いました。
「このフルーツ1つ1つはあなたの中の潜在力を目覚めさせ、1個1個があなたの中で大きな目覚めの変容を促します。」


「毎日1つづつ食べなさい。一つ一つがあなたの祝福になりますよ。」


王様は果物を食べるだけで素晴らしい人間になれるのだと思いました。

 

これは、神からの祝福だと思いました。


王様は、かけがえのない果物を大切に

保管しました。


翌日、果物を食べようと思っていたら、10個のうち1つが腐っていました。


王様は悲しくなりました。
「なんということだ。昨日のうちに食べればよかった、、、せっかく受け取ったのに、なぜこんなことが起きるのか?、、、」


王様は腐った果物1個を捨てて、残りの9個をしっかり保管しておきました。


翌日戻ってみたら、また別の果物が

一つが腐っていました。


王様はまたさらにショックを受けて気分を害して1個を捨てました。


そんな形でこれが10日間続いたんです。


腐ってるものを捨てて、腐ってないものを食べればよかったんですが、
【そういう考えが全く浮かばなかった】んです。


あまりにもショックだったのでそんなことが思いつくことがなかった。

 

あまりにも、果物が腐ったことに

フォーカスして嘆いたので、それが

100%すべてになってしまいました。

 

「ひどい、ゆるせん!」

その感情が王様のすべてでした。

 

ゆるしが出来ない人は、

許さない感情が強く、内側が

「許さん」だけになります。

 

こだわりや、正義感が強く、

「私は正しい、あなたは間違っている」

とレッテルを貼り付けてしまいます。

 

怒りの感情が強く、リラックスして

物ごとを柔軟に考えて、対応することが

難しいタイプの人です。

 

人生で、タイミング良くチャンスや

幸運を逃してしまうタイプです。

 

人生の時間を多く、無駄にします。

 

「ひどすぎる、ひどすぎる。」と

ネガティブな思考を頭の中でぐるぐると

繰り返しして、他に回るエネルギーが

残っていません。


ですから、つまり、

「許し」が起きない人にはこういうことが起きるんですよと言いたいのです。

 

一つのネガティブな事で、

あなたの人生の大部分を無駄にして

しまいますよと言いたいのです。


「許し」のない状態であなたがいると

します。

 

例えば、あなたが100個のギフトを

もらっていたとしても、受け取ることができないままにいます。


傷ついたまま、許しが起きないまま、

100個のギフトをみんな無駄に

していくのです。

 

あなたが無駄にしていくのです。


例えば、あなたが何か達成して

プレミアムカーを手に入れたとします。


その車に一つの小さな傷があったとします。


そうすると、「信じられない。誰がやった、何でこんなことが起きたんだ」と

文句を言うでしょう。

 

「なぁ、聞いてくれよ、ひどい話だ。」

と友人に愚痴を言うでしょう。

 

犯人探しをして、険悪さを周りの人に

拡散するでしょう。

 

警察に被害届けだと騒ぎ出すでしょう。

損害賠償だと騒ぎ出すでしょう。


結局、【自分が受け取った素晴らしい車を楽しむことができません】

 

幸運のプレミアムカーが逆に苦しみを

もたらしました。


「許し」が起きていないと

こういう風になっていきます。


傷を癒し、許しへの旅へ進もうとするのならまず、「許していない」と気づくことから始まります。

 

この気づきから始まります。

 

あなたは、

「許さない。」

「許さへんで」

「ひどすぎる」

と文句を言うことがあります。

 

場面によって、大きい小さいはあると

思いますが、これが「気づき」の

ポイントです。

 

さあ、ゆっくり目を閉じましょう。

 

呼吸に気づきを向けましょう。

 

ゆっくり吸って、

ゆっくり吐きましょう。

 

許さないと気づいたら、

その「許さない」を抱きしめ

どっぷり浸かります。

本気で許さないという感情に

気づきます。

 

「気づいたら」、

冷静に見れるようになります。

 

マジシャンのマジックのタネに

「気づいたら」、マジックは

つまらないものになります。

 

一度タネに「気づいたら」二度と

引っかかりません。

 

一度「気づいたら」二度と許さないは

無くなります。

 

あなたが「ゆるせない」なら、

「気づいていない」のです。

 

「気づき」が最初のステップであり、

最後のステップです。