瞑想バカ-滝さんのひとりごと

瞑想バカ-滝さんのひとりごとです。東京在住49歳男性瞑想バカが、瞑想歴30年になり思うところあり、自分のような引きこもり系の人へ向けてひとりごとを言うブログです。

内側でつくウソの話

 

今日は、内側でつくウソの話です。

 

 

ズームでの瞑想会で、

黙想のテーマが、

『外側でつくウソと内側でつくウソ』

でした。

 

 

外側でつくウソとは、誰か他人につくウソです。

内側でつくウソとは、自分自身につくウソです。

 

 

参加の方々が、

内側でつくウソ、自分につくウソが

わからないと言うので、

自分につくウソの説明をしました。

 

 

その話です。

 

 

自分自身につくウソについて、

気づいていないので、

まず、自分自身にウソついていると

気づくことが大事だという黙想です。

 

 

ほとんどの人は、

自分にウソついて生きています。

ウソついているとも

気づきません。

 

 

気づきが深まる順序は、

 

 

1、気づきの無い状態、何も疑問に思わない状態。

2、今まで何も気づいて無かったと気づく状態。

3、気づきながらもウソついている状態

4、内側に誠実に生きる状態

です。

 

 

目標は、内側に誠実に生きるです。

そのためのステップです。

 

 

自分に正直になって、

お金たくさん欲しいとか。

高級マンション欲しいとか。

ベンツ欲しいとか。

ヴィトンのバック欲しいとか。

思っても良いのです。

欲望に正直に向かい合うことです。

 

 

欲望は正義ではなく、

前進するエネルギーです。

 

 

では、私たちはどのように

内側でウソをついているでしょうか?

 

 

具体的に見ていきます。

 

 

例えば、

Aさんは、ヨガサークルで使う公民館の教室の

『カギ』を開ける係でした。

 

 

Aさんは、まめな性格で、

ヨガサークルが始まる前に来てカギを開け

エアコンをつけて涼しくして

準備してくれていました。

 

 

冬は、暖房を入れて

寒く無いように

準備してくれていました。

 

 

Aさんは、1年ぐらい

『カギ当番』をしていました。

 

 

ある日体調の悪い日があり、

ヨガサークルの時間まで

少し横になって休んでいました。

いつの間にか寝ていました。

 

 

携帯が鳴って、

びっくりして起きました。

 

 

『寝坊しちゃった。

ごめん、すぐ行く。

15分待ってて。』

 

 

Aさんは自転車で急いで公民館に

向かいました。

 

 

公民館に着くと

教室の前にサークルのみんなが

待っていました。

 

 

『本当、ごめん。

みんなごめんなさい。』

 

 

15分遅れで教室のカギを開け

みんなが入って行きました。

 

 

Aさんに、みんな優しく、

『大丈夫、大丈夫よ。』

と言ってくれて

ヨガサークルは、始まりました。

 

 

Aさんは、内心思いました。

 

 

『今までボランティアで早く来て、

1年間カギ当番したのよ。

今日ぐらい少し遅れても

バチは当たらないわ。

むしろ、私だけ重労働してるのが

今回のことで

みんな良くわかったと思うわ。

次から誰かに変わってもらうわ。』

 

 

Aさんは、ウソついていないので、

普通は、正直者です。

 

 

事実は、15分遅れた。

それ以上でもそれ以下でも無いのです。

 

 

15分遅れた事実を受け入れられずに

内側で言い訳したことが

内側で正直になれなかったことです。

 

 

これが内側でつくウソです。

 

 

ほとんどは、事実を受け入れられずに

言い訳したり、誤魔化したい、逃げたいという

心理です。

 

 

みんなにあります。

しかしながら、これに

向き合う勇気ある人は少ないです。

 

 

なぜなら、

自分はウソつきだと

認めることになるからです。

 

 

内面に向き合うのは、

エベレストに登る登山家のように

勇気ある探検家です。

 

 

では、深く深呼吸して、

呼吸観察し、

落ち着いたら、

内面でつくウソについて

黙想してみましょう。

(終わり)