瞑想バカの滝さんのひとりごとブログ
瞑想の要素の話
(シュリ ラーマーヌジャ のムルティに
祈りを捧げているインド人の方々)
瞑想は、3つの要素があります。
これをちゃんと意識するのは、
大事です。
バスケットにたとえてみます。
俺、ボールだけ持っているよ
という状態を考えます。
バスケットボールだけあって、
場所がない、
仲間がいない。
など、
そんな時は
最低限そろって欲しいものが
ありますよね。
瞑想は、
外側からは何をしているのか
他人から
見えずらいので、
ただただ、座って居るように
見えますが、
こころ、マナスの
エクササイズを
しています。
マナスのエクササイズを
快適にするために、
この3つの要素が
大事です。
瞑想を構成する3つの要素について。
“ 瞑想の対象に心をつなぐ活動”が、
瞑想でしたね。
それが瞑想の定義。
この定義から瞑想は、
3つのファクターで構成されます。
①「ディヤーターध्याता（瞑想する人）」
②「デーヤンध्येयम्（瞑想の対象）」
③「ディヤーナンध्यानम्（瞑想行為）」
この3つです。
瞑想とは、
瞑想する人が、
瞑想の対象に、
瞑想行為をする。
と言うことです。
この3つが揃って、
初めて瞑想は行われる。
あたりまえ、といえば
あたりまえなのですが、
経典はこの辺りをきっちりと
させています。
もう一つ、基本的なことですが、
瞑想は、
私たちは、分離している。
私たちは、ひとりぼっちだ。
という感覚から、
スタートしています。
そこから、
私たちは、つながってひとつだ。
見た目は違っても、
深い所で、つながっている。
みんなファミリーだ。
という体験を目指します。
ある程度のステップに来ると、
みんなファミリーだという
リアルな実感が来ます。
頭で知識として
人類はD N A 解析から
人はみんなファミリーだと
理解することとは、
違っていて、
ハートから、
感情から繋がってファミリーだと
体験するようになります。
そして、そこから
ファミリーだから、
つながっているから、
感情から
困っている人がいたら
助けてあげたいと、
思うようになります。
それが、慈悲です。
慈悲の最初のステップです。
慈悲の前には、
つながりの感情の体験が
必ずあります。
分離の感情の中には
慈悲はありません。
分離感のなかで、
他人がかわいそうだと思う
あわれみの感情と、
私の家族だから、困った時には
助けたいというやさしさは
違います。
このつながりの感情の体験は、
瞑想の中で起きます。
この瞑想の3つの要素の中で、
①瞑想する人が、
②瞑想する対象に
つながる[体験]をした時に起きます。
この[体験]が広がって、
みんなとつながって、
ひとつだという
感情のレベルでの
気づきが来ます。
まとめ、
瞑想は3つの要素がある。
①瞑想する人
②瞑想の対象
③瞑想の行為、瞑想の活動
最初は分離感からスタートする。
瞑想する人と瞑想対象が感情でつながる。
そして、①②③がひとつになる。
私たちはひとつにつながっていると、
瞑想体験から、感情で確信してくる。
他人とつながっていることを、
瞑想の外側、
日常生活の中でも体験する。
他人とつながっていることを利用して、
逆に私から他人に働きかけようと
日常生活で実験しだすようになる。
瞑想とは、
自分の身体を使った
実験や探検だと気づく。
などです。
①瞑想する人と②瞑想の対象が
ひとつにつながったら、
自然に
次のステップで、
①、②、③が
つながって、
③瞑想行為、活動の中に
私と私たちを
見るようになります。
この体験の流れが、
最初のセットアップの中に
種まきとして植えられます。
最初の方向性は大事ですね。
(南インド タミルナード州 ティルチラーパッリ、シュリランガム 2019年)
